「仕事が忙しすぎて歪みを整える体操ができない・・・しばらく施術でがんばる!」と言いだしたAさん。
体操セットで自分の身体の歪みを整えるのはとても大事なことですが疲れすぎて体操ができない方が集中ケアに逆戻りしちゃいました。
こんにちは横浜市金沢区西柴にある「カイロプラクティックわかな」院長池田わかなです。
数か月前ハード勤務をこなす方から相談がありました。
お身体の集中ケアを終えてカルシウムの摂取も開始し体操セットで歪みを整える体操もしていました。その方は月に一度のメンテナンスケアをしていたのですがお仕事のご都合により1か月間があいてしまって忙しくしているうちに体操もできなくなり身体が硬くなってしまっていました。
「先生、今は時間がなさすぎて体操ができない・・・施術に通って先生に<やってもらって>良くしたいけどだめかな?」
なぜ「歪みなおし」の体操を自分でするのか?
歪みは生活の中で出来てしまいます。いつも同じ方向からベッドに入る。いつも同じ方向にあるテレビを見ている。いつも同じ姿勢で仕事をしている。こんな簡単なことで身体を歪ませてしまうので自分で歪みをこまめに整えることはとても大事。
でも朝早くから深夜遅くまでの仕事が重なってしまった。休みの日に出かけることも多く自分の時間を過ごせないなどの理由で体操ができなくなってしまうことはどなたにでもありうることです。
骨盤が歪むと腰の骨から頸椎の骨までバランスをとろうとして歪みます。なるべく歪んでしまう時間を少なくするために次回の施術までの間も自分で歪みをケアすることで実は効果が絶大です。
骨の歪みは自律神経も流れにくくなり筋肉は硬く張ってしまいます。背骨は弾力がなく硬く感じます。内臓も硬くなってしまっているので触られた時に痛いと感じることもあります。可動域制限があるので本人の動作もロボットのような動きになってしまいます。
施術の合間に自分で歪みなおしをすることは「疲れにくい身体を作る」努力をしていることになります。
ですが「時間がない」と、この「疲れにくい身体を作る」ことができません。
「う~ん・・・ちょっとがんばって施術に通う?」と聞くと即答。「自分でなおせない・・・疲れすぎて・・・今は誰かにやってもらいたい」「そっか・・・しばらく通おうか」
「健康>お金」
「先生、今はお金払っても<やってもらいたい>の。それくらい疲れちゃって・・・これじゃあ、ちゃんと仕事できないし・・・」
疲れてくるとひどく背中が丸くなってしまう方でした。腰痛もひどく首の痛みが強く頭痛肩こり。疲れがとれないとれないと言って始終つらそうで血圧が急に上がってお薬も開始。それでも仕事が忙しすぎて疲れを翌日に持ち越してしまう、カルシウムも多めに飲んでもなかなか疲れが改善してきません。
集中ケアに戻して何度目かの施術で身体の硬さがあまり改善してこないので他に何か原因があるのかな・・・?と、感じて「何か身体が硬くなることしてる?」と聞いてみました。
「仕事も忙しいし、身体が硬くなって当然だと思うけど・・・」
「何か長期的にお薬飲んでる?」
「アレルギーの薬ずっと飲んでるよ?」
それだ・・・と、思いました。実はこの方アトピーで長年お薬を飲み続けていたようです。お薬は副作用はもちろんですが身体が硬くなってしまいます。施術をしてもカルシウムを飲み続けても一向に身体にやわらかさが出てこない。
しばらくは多めにカルシウムを飲んでいただいて施術を続けました。翌日がお休みの日は好転反応が強く出るくらいの施術を頑張って受けカルシウムをしっかりと摂って1日眠っているほど。
「先生、明日寝てられるから好転反応がっちりでるくらい今日やって!そのほうが後がすごく楽だから!」
そう言いだして集中ケアを続けました。
「そろそろ体操はじめられそう?」
身体に矯正がかかりはじめてきたので本人に聞いてみると「う~ん、施術してもらう方が楽だけど・・・」と。
「施術して整った身体の時の方が体操も続くでしょう?」と聞くと「そうだな~」と、あいまいな返事。
疲れているときは体操もおっくうでなかなか始めません。体操と言ってもストレッチなどとは違って自分で骨を整える体操です。骨の歪みを自分で整えて自律神経の流れを良くしてあげられるので「疲れにくい身体」を作ります。運動まくらやボディコントロールバンドを使って歪みを整える体操や自分で痛みをとる体操をします。
身体がしんどい時はメンタルも落ちているので施術に通うのもおっくうになってしまう方もいらっしゃいます。
「何もしたくない・・・」それほど疲れているので体操をできる身体を作るまではケアも大変。まずは負担が軽いところから始めていきます。
一週間だけ頑張ろうか?と約束をしました。
- 骨盤の歪みを自分で整える体操
- 背中の丸みをとる体操
- 首のカーブを作る体操
たったこれだけのことでした。5分ほどの簡単な体操ですがこれが疲れているときはおっくうでできないんですよね。
仕事に行くのが精いっぱいで体操まではできないほど、ですから無理に体操をしてくださいと言って続けられなくなってしまうよりは運動まくらを首のカーブにあわせてあててるだけでも良いから少しでも自律神経が流れる身体を作りましょうとお願いします。
「やわらかさが出てきた身体」
今日施術をすると身体にやわらかさが出てきました。
「前より疲れないでしょう?」と聞くと「疲れない!」
矯正も軽くかかるようになって本人も身体が変わってきたことを実感していました。
施術をすると、どんどんと整いはじめてみるみるうちに身体がかわっていきます。「自分でもわかるでしょ?」と言うと「わかる!」とすぐに返事が戻ってきました。
筋肉が硬く触られると痛く感じるところもまだありますが1週間頑張った成果を感じたようです。
「もうちょっと体操頑張れそう?」と聞くと「やれる時頑張る」と。「仕事忙しいけどやった方が身体軽いもんね」と言うと笑顔でうなずいていました。
身体が変わってくればおっくうさもなくなってきます。疲れにくい身体になれば施術に通うことも体操することも「たいしたこと」ではなくなってきます。
施術をはじめたばかりの一番ひどい身体の時期はしんどいこともたくさんありますができることをきちんとすることで身体が変わってきます。健康を大事にしている人ほど施術も体操も栄養もきちんと頑張ります。
問題は「健康」を大事だと思ってはいるけど・・・と言う人。
「もしあなたが倒れてしまったら」
あなたの代わりになる人はいません。あなたの仕事を代わってくれる人はいたとしても、あなた自身の身体を代わってくれる人はいません。代わりに働いてあなたに働いた分のお金をすべて渡してくれる人もいません。入院して収入が減り、手術で何十万も支払い、長期療養をすれば2年後にはもうこの仕事は無理でしょうと退職を迫られます。きれいごとではなくそれが現実の世界であると言うことを知っている人は少ない。
頑張って働いているのだから保証されると言うことは期待できないし現実問題そのようにして仕事をやめていく方も多い世の中です。
「健康は大事」だと身をもって感じている人は大きな病気や長期的に病院に通っている方、もしくは通った経験のある方です。
「いつまでこの仕事を続けられるか?」と感じたことがある人は現実を知っています。これくらい大丈夫と自分をごまかしていません。なぜなら自分の健康に責任をもたなければならないと知っているから。
病気で仕事を失ってしまった人は思っている以上に多い。
その時になってやっと「健康って本当にかけがえのないものだな」と感じます。
そのような経験がないと「本当の健康」と向き合うことはしないものです。
いきなり「明日から仕事ができない」と言う状況に追い込まれると「もっと自分を大事にすれば良かった」と初めて感じます。
わたしも健康を失って「後悔した人」でした。
「健康が大事なのは知ってるけど・・・」
だけど<もっと大事なものがある>と、感じるなら今のあなたにとって何よりも大事なものは、その<もっと大事なもの>なのでしょう・・・。
「歪みなおし」は「自分なおし」
まずはあなたの身体に向き合うことから始めてみてください。
骨の歪みを整えて笑顔と健康を
カイロプラクティックわかな
横浜市金沢区西柴2-10-5
TEL080-5656-1484