鬱と診断されて保険に入れない・・・

先日私の保険のことで保険屋さんが来ました。長年お世話になっている保険屋さんです。最近は自分の健康の相談をしてくださることも多くなりましたが先日は「保険のお客さまが鬱診断を受けてしまって保険に入れなくて困っている」と言うご相談をされました。

最近多い「鬱」ですが実は鬱と診断されてしまうと保険に加入できなくなってしまいます。鬱に限ったことではありませんが「鬱で保険に入れないの?」と言うのが正直なところです。

数年前に「鬱は心の風邪」と言うコマーシャルが流行り鬱っぽいなと思ったら気軽に病院に受診しましょうと言う風潮に世間が変わりました。実はわたし、20年ほど前は一人で子供を育てなければならなくなり仕事をはじめたばかりでした。その頃に「胃」をやられてバリウムを飲んだことがありました。私は勤務先のお医者さんに仕事の合間に診てもらっていましたが、先生は内情を知っていたので「眠れるように軽い睡眠導入剤と気持ちが軽くなるように軽い抗鬱剤を出しておこうか?抗鬱剤はお守りだとおもって気分の落ち込みが激しいときだけ飲んだら良いよ」と言われていました。

その時の私の心情は「抗鬱剤が出ちゃったよ・・・」の一言でしたが心のどこかでほっとしていました。「つらかったら飲めばいい・・・」「それだけ深刻な状況だったんだ・・・」・・・

当時は、まだ鬱と言えば冷たい目で見られるような時代でその後何年かしてから心療内科がひろがり鬱もそれほど白い目でみられなくなったような気がします。幻聴や幻覚が見られるほどでなくても軽い鬱だからと気分の落ち込みが激しい無気力なども「ちょっとした鬱っぽい症状」と表現されます。

このお医者さんやみなさんが言う「鬱っぽい症状」は姿勢が悪くなるとおこりやすいんです。また忙しすぎて睡眠時間が少ない、寝ても疲れがとれないなどの人も要注意。日本は24時間仕事のある国なので夜勤をしている方や深夜勤務をしている方などたくさんいらっしゃいます。またやわらかい寝具をつかって身体を歪ませながら眠っている方などは常に筋緊張している状態なので浅い眠りや不眠、寝疲れなどによって身体の回復力が低下しています。

自律神経が乱れている身体になってしまっているんですね。

なかなか眠れない方の身体を姿勢チェックすると胸の骨である胸椎や首の骨の頸椎に歪みが出ています。身体の筋肉が緊張している、内臓が圧迫されているなどで深く眠れない上に骨の歪みが神経を圧迫して自律神経の乱れにつながります。当然いつも重だるくしんどいと感じます。そして深く眠ることができないため回復する力がたりません。もちろん栄養面も足りていない・・・カルシウムが足りないと筋肉の収縮を助けてくれないので筋肉はいつも張っています。いつも疲れている身体で頑張り続けることはできません。身体は可動域に制限がかかりおもだるく疲れがたまるばかりです。疲れやすいとイライラしたり、こんなことで気分が落ち込むのか?とくじけます。でも疲れてるから元気なんてだせない。元気が出せないのはまだ大丈夫・・・それを超えると過剰に頑張りすぎて自分をコントロールできなくなります。「やらなければ・・・」と強迫的に焦ったように頑張りすぎてしまう。

「もう頑張れないよ・・・」と身体は悲鳴をあげてしまいます。そのころには自律神経も機能しなくなってしまうために身体に必要な機能をはたせなくなってしまいます。ホルモンのバランスが崩れたり胃の消化を助ける胃液の分泌が上手にできなくなったり腸がうまく便を出すための蠕動運動ができなくなったり・・・。

当然ながらその身体で頑張ろうとすれば心がおれます。ぽっきりと音がする瞬間がいつかきます。

施術にいらっしゃる方も肩こりや腰痛がひどくて通う方が多いのですがじっくり話を聞いていると実はメンタルも弱くなっている方がとても多いのです。「まずは身体の歪みをとって自律神経が上手に流れる身体にしていきましょうね」とお話をします。歪みを整えて筋肉の緊張をやわらかくしてあげると自律神経が上手に流れだします。そうすると身体がとても軽くなるので疲れもとれるようになってきます。初回でいらっしゃった時は歪みのせいでつらく無表情だった方もどんどんと表情が豊かになります。無表情になるのは当然です・・・頸椎の歪みで首に可動域の制限がかかり筋肉も張ってしまって頭は、ぼーっとしてしまうし考えもまとまらなくなってしまっているんですから・・・。自律神経の乱れって本当にいろんなことに影響するんですよ。三か月ほど集中的に頑張って月に1度のメンテナンスで通うようになる頃には自分で歪みを整える体操も覚えてくるので心も身体も変わってきますよ。

「ちょっと鬱っぽいかな・・・?」と病院にかかってしまうのは当然のことだと思いますが診断がついてしまって保険に入れないのは将来の不安ですよね?いまそんな不安をかかえた方がとても多いのだそうです。鬱にかぎったことではありません、どんな病気であっても長期的に病院に通うまたは長期療養が必要になる不安はどなたにでもおこりうることです。お薬を飲んでも骨の歪みは整えられません副作用もいま本当に問題になっています。

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2016年6月21日 | カテゴリー : ブログ | 投稿者 : chiro- wakana