人間の骨の仕組み

人間の骨の仕組み

私たちの体は骨や筋肉、関節があることで、体をスムーズに動かすことが出来ます。普段は意識せずに体を動かしていますが、加齢や病気、事故などで骨や関節、筋肉がダメージを受けると、思うように体を動かせなくなります。また長年の生活の中で少しずつ骨は歪んでしまいます。いつも同じ方向からベッドに入るテレビが座った位置の右側や左側にある画面が顔の高さよりかなり下にあるなど、生活習慣に歪みをつくる原因が隠れています。日頃から骨を強くするよう心がけ、骨盤矯正などでゆがみを改善する必要があります。

骨の役割

人間の体には頭から手足の先まで全部で約206個の骨があります。その骨は外側にある硬い緻密質と、内側にある柔らかい孔と網目構造を持つ海面質の二重構造で出来ています。骨の役割には大きく分けて2つあります。1つは骨格を形成して体重を支える働き、2つ目はカルシウムの貯蔵庫としての働きです。骨は血液中のリンとカルシウムを吸収・放出することで、体中のカルシウム濃度を一定に保っています。

骨の役割は
  ①身体を支える
  ②身体を動かす(関節)
  ③血液をつくる
  ④内臓や脳を守る
  ⑤カルシウムをためる
  ⑥神経の通り道となる

自律神経は86.4%ほぼ9割の神経が自分の意思では動かせない神経です。骨の歪みで神経が圧迫されると神経伝達が上手く出来ません。これが痛み・筋肉のはり・頭痛・めまい・浮腫み・内臓が硬くなるなどの原因です。骨の歪みを整えることにより神経伝達を改善します。

骨の成長

骨の発生には大きく分けて軟骨性と結合組織性があります。胎生期(妊娠~約10ヶ月)の間に骨の原型となる軟骨が発生し、その後軟骨組織は破壊され骨芽細胞が出現し、骨組織へと移り変わり骨化します。結合組織性の骨の形成は、結合組織内に骨芽細胞が出現し、骨細胞へと変化します。

骨は軟骨が増殖を繰り返し骨化することで長くなります。骨膜から骨芽細胞が出現し骨膜の内側に骨質を作り、骨にくっつくことで太くなります。成長期には骨が長くまたは太くなろうとしたりする働きが頻繁に行われるので、大人とは違い短期間で急に身長が伸びたりするのです。

骨の骨密度と骨を強くする方法

骨の強さを示す尺度に「骨密度」があります。骨密度が高いと健康的な骨で、骨密度が低いと不健康な骨ということを意味します。骨密度が低いと少しの衝撃でも骨折しやすくなります。転倒による骨折で多いのが、肩の骨折・背骨の骨折・手首の骨折・太ももの付け根の骨折などです。

骨を強くするには食生活と運動習慣の見直しが必要です。カルシウムやコンドロイチンなど骨に必要な栄養を摂り、骨を強くする運動であるウォーキングや壁腕立て伏せ、スクワット、背伸びなどの動きを積極的に取り入れるようにしましょう。

また骨の役割にはカルシウムをためる働きがありますが、不足したカルシウムを補う為に自らの骨からカルシウムを流れ出させます。人間の身体は自らカルシウムを作り出すことが出来ません。唯一口からの栄養でしか補うことが出来ないため身体の中のカルシウムが不足すると自らの身体を壊しながらカルシウムを補います。カルシウムパラドックスや骨粗症などがこれにあたります。

カイロプラクティックわかなでは骨盤矯正など骨に関する施術を行っています。また骨を強くするための指導も行っていますので、お気軽にご参加ください。金沢文庫駅の近くに位置しており、アクセス便利で通いやすさを重視する方にはおすすめです。料金もお手頃で費用をあまり気にすることなく、安心して通うことが出来ます。骨盤矯正など骨に関するお悩みは、いつでもご相談ください。